ジェレミー・グラント

新たなエースを支える側に「これからも彼にボールを託す」

今オフにナゲッツからピストンズへと移籍したジェレミー・グラントは、先発に固定されてキャリアハイの平均24.8得点を記録している。ピストンズにはブレイク・グリフィン、デリック・ローズというNBA屈指の実績を持つベテランが在籍しているが、今後のピストンズを背負うのは26歳のグラントだ。

現地16日のヒート戦でもグラントは24得点9リバウンド6アシスト2スティール4ブロックとオールラウンドな活躍を見せ、ピストンズを120-100の快勝へと導いている。

ローズはベンチスタートで23得点を記録。今はシックスマンの役割を受け入れており、成長著しいグラントをサポートする側に回っている。試合後のインタビューで、ローズはチームのリーディングスコアラーでもあるグラントを称えた。

「彼は今までで一番自由にやれる役割を与えられていて、結果を残している。僕の仕事は、先発では彼やグリフィンにボールを渡す、セカンドユニットでは乗っている選手にボールを渡すことなんだ。とにかく彼らの活躍は大きいよ」

「彼が自分のスポットを取れるようにもしたいし、3ポイントシュートも決められる選手だから、自分がプレーを回している時には常に彼を見るようにしている」

試合後の会見でも、ローズはグラントへの期待を語った。「アグレッシブにやっているし、自分のスポットを取れている。これからも彼にボールを託して、オフェンスで引っ張ってもらいたい」

ピストンズは3勝9敗と黒星が先行しているものの、強豪ヒート戦での勝利を浮上のきっかけにしたいところ。そのためにも、ファーストオプションであるグラントの活躍が欠かせない。