攻守のバランスも整いつつある王者
レイカーズは現地15日にホームでペリカンズと対戦し、6選手が2桁得点を記録するバランスの良いバスケットで112-95と快勝した。
21得点8リバウンド11アシストを記録したレブロン・ジェームズは、敵地での3連戦後のホームゲームということに触れ、「遠征後のホームゲームは難しい。でも、相手のプレーを抑えることができて、自分たちらしいプレーができた」と語った。
今シーズンは100ポゼッションあたりの平均失点でリーグ最少(104.0)を記録しているレイカーズは、この日も守備が冴えていた。試合を通じて記録したターンオーバーはシーズン最少の8で、逆にペリカンズから20本のターンオーバーを誘って得点に繋げた。
レブロン以外にもアンソニー・デイビスが17得点6リバウンド5アシスト3スティール3ブロック、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが16得点、モントレズ・ハレルがベンチから16得点5リバウンド、デニス・シュルーダーが12得点5リバウンド4アシスト3スティール、カイル・クーズマが11得点13リバウンドを記録。
この日6本中2本の3ポイントシュートを成功させたレブロンは、今シーズンの3ポイントシュート成功率が38.2%となった。これはキャリア2位の数字で、先日ヘッドコーチのフランク・ボーゲルも「おそらくチーム内で最高のシューターはレブロン」と答えたばかり。試合後の会見で「チーム内のベストシューターは誰?」という質問を受けたレブロンは、「もし賭けるなら自分にベットするね」と饒舌だった。ちなみに、ペリカンズ戦ではフリースローも7本すべて成功させており、「競争が好きだし、シュート練習にも時間をかけている。今は、フリースローも3ポイントシュートも良い感じで打てているんだ。今の状態を維持したい」とコメントしている。
連勝中の直近5試合の数字を見ると、レイカーズは100ポゼッションあたりの平均失点がリーグ3位(101.8)、そして100ポゼッションあたりの平均得点が同4位(118.3)と攻守のバランスが非常に良い。レブロンは繰り返し「新たにレギュラーローテーションに加わった選手が5人いるから模索中」とコメントしたものの、レイカーズのケミストリーは着実に完成に近づいている。