ダンクにディフェンス、持ち味を存分に発揮
オーストラリアのバスケットボールリーグ、NBLが開幕。馬場雄大が所属するメルボルン・ユナイテッドはアデレード36ERSと対戦した。
馬場は第1クォーター残り5分の場面でコートに送り出され、NBLデビューを果たした。持ち味の一つであるディフェンスでは、屈強な海外選手に対して当たり負けせず、スピードでも負けない。ボックスアウトを徹底し、ディナイ気味のディフェンスでゴールを許さず安定したプレーを披露した。
第2クォーターには速攻のこぼれ球を押し込み、記念すべき初得点を記録。その後もディフェンスでは終始安定したプレーを見せたが、オフェンスでは両手を上げてボールを要求するもパスが回ってこず、なかなかオフェンスに絡めなかった。
それでも、馬場はボールを要求し続けた。後半に入ると、その積極性が実る。速攻の先頭を走った馬場は味方からのロブパスに反応し、そのまま空中でタップを試みた。これは惜しくも相手のブロックに阻まれたが、ポゼッションをキープしノーマークでボールを受けて、ミドルシュートを成功させた。
その後、ディフェンスリバウンドからボールをプッシュし、トップスピードに乗ってそのままシュートまで持ち込む得意のプレーも披露。ファウルを誘発し、これで得たフリースローを2本とも成功させて点差を2桁に拡大した。さらに馬場は第3クォーターの終わりに、速攻から味方のアリウープをアシストした。
最終クォーターには馬場の代名詞でもあるダンクを成功させるなど、持ち味を十分に発揮。馬場の活躍もあり、後半を52-26と圧倒した
ユナイテッドが開幕戦勝利を収めた。
馬場は17分の出場で10得点4リバウンド1アシスト1スティールを記録。プレー時の得失点差を表す数値はチームで2番目となる+20を記録し、チームの勝利に大きく貢献した。今後のパフォーマンスにも期待が持てるデビュー戦となった。