12試合を終えて平均24.2得点、11.2リバウンド、10.4アシスト
今シーズンのニコラ・ヨキッチは、12試合を終えて平均24.2得点、11.2リバウンド、10.4アシストと平均トリプル・ダブルを維持し、過去最高のスタッツを残している。現地14日にホームで行われたウォリアーズ戦でも23得点14リバウンド10アシストを記録して今シーズン5回目のトリプル・ダブルをマークし、ナゲッツは114-104で勝利した。
とりわけ注目されるのはアシストの数だ。10.4アシストはリーグ1位の数字。気が早い話ではあるが、仮に今のペースのままアシストを量産することができれば、ウィルト・チェンバレン以来となるビッグマンのアシスト王が誕生する。
試合後『Inside the NBA』のインタビューに応じたヨキッチは、アシスト王の可能性について聞かれると、こう答えた。「シーズンは長いからどうなるか分からない。アシストはチームの戦術にもよる。コーチが信頼してボールを預けてくれているし、チームメートのためにアシストを決める機会をもらえている。自分がどうこうではなくて、チームの戦術によるところが大きい。どうなるかは分からないけれど、このまま1位を維持できたらうれしいよ」
ヨキッチは、後半だけで18得点を記録しオフェンスを牽引した。シャキール・オニールから「試合中にアグレッシブに切り替える瞬間はあるか?」と聞かれたヨキッチは「試合を重ねるごとに学んでいるところ。僕はゆっくりしたペースでボールを持って、相手の出方を見るのを好むタイプなんだ。相手からダブルチームを仕掛けられれば、そこでどうすべきかを考えて対処する」とコメント。「アグレッシブに攻めることもあるけれど、それは点を決めるためだけではなくて、ファウルを誘ったりするためでもある。イージーな形で点を取る方法でもあるからね」とも続けた。
チームはなかなか勝率5割の壁を越えられずにいるが、ヨキッチが今の調子を維持できるのなら、白星はついてくる。戦績も伴えば、シーズンMVP候補に名を連ねることになるかもしれない。