プレシャス・アチウワ

「彼のようなレベルの選手と対戦したのは初めてだ」

NBAでは新型コロナウイルスの影響で欠場する選手が増えており、試合催行に必要な8人の選手を揃えられないチームも出始めて試合延期が相次いでいる。

現地、1月12日に行われたヒートvsセブンティシクサーズ戦は予定通り行われたが、両チームともにロスター8人で挑んだ。特にヒートは主力のジミー・バトラーやバム・アデバヨを欠き苦しい状況だったが、その中でルーキーのプレシャス・アチウワはNBAキャリア初となる先発出場を果たし、プレータイムも最長の36分を獲得。キャリアハイの17得点13リバウンドを挙げるパフォーマンスを見せたが、ディフェンスではマッチアップしたジョエル・エンビードに45得点を許した。

アチウワは試合後の会見で「彼は本当にすごい選手だ」とエンビードについてコメント。「彼のようなレベルの選手と対戦したのは初めてだ。今日は、NBAトップクラスのビッグマンと戦うことができた。これは僕にとって大切なプロセスだよ。もっと素早く適応して、理解し、相手の傾向を知ることができるようになりたい。そして、相手が何をしたいのか、どういうプレーをするのかを理解して学ぶことは、僕の成長に繋がる」

主力の欠場、そして4勝5敗と黒星が先行しているためチーム状況は芳しくないが、アチウワがこの試合で得た経験は大きい。それでも、大事なのは勝ち星を挙げることだ。アチウワは言う。「勝てる試合ではあったけど、結局は負けてしまった。でも、すぐに切り替えることが大切だ。この後、映像を見返して、今日の出来事を教訓にする。そして、もっと強くなって木曜日の試合に挑むよ」

ヒートは現地1月14日に再びシクサーズと対戦する。次戦ではアチウワがどのようなパフォーマンスでチームに貢献するのか注目だ。