八村塁は10得点9リバウンド3アシスト1ブロック
サンズをホームに迎えたウィザーズ。トーマス・ブライアントが今シーズン絶望のケガを負い、ラッセル・ウェストブルックも欠場となったが、ブラッドリー・ビールがゲームハイの34得点を挙げる活躍を見せ、ダービス・ベルターンズが6本の3ポイントシュートを沈めるなどベンチメンバーだけで51得点を挙げたウィザーズが128-107で快勝した。
八村塁は開始4分に、ドライブからフック気味の難しいをレイアップを成功させて初得点を記録。その後、フリーのミドルシュートを落としてしまうが、外に開いてスペースを広げ、ディフェンスでも正確なポジション取りでチームに貢献した。序盤は拮抗したが第1クォーター終盤に3本の3ポイントシュートを成功させたウィザーズが先行した。
そして、第2クォーターに入るとセカンドユニットが奮起した。控えガードのイシュ・スミスはボールを散らしつつ、自らもクリス・ポールのようなミドルシュートを沈めてオフェンスを牽引。連動したチームオフェンスからスミスが的確にインサイドにボールを入れることで、ロビン・ロペスやモリッツ・バグナーがペイントで加点していった。極めつけはダービス・ベルターンズ。スクリーンから少しのズレを作り、ためらいなく3ポイントシュートを放っていく。特にオフェンスリバウンドを奪ってのセカンドチャンスやターンオーバーを誘った後の、相手ディフェンスが整っていない状況から沈めた連続ディープ3ポイントシュートは大きなダメージを与えた。
こうして、セカンドユニットが大きな仕事を果たしたウィザーズは68-42と大量リードを奪って前半を終えた。その後、デビン・ブッカーやクリス・ポールに簡単に得点を奪われるシーンもあったが、第3クォーターだけで17得点の荒稼ぎを見せたビールの活躍もあり、セーフティーリードを保ったウィザーズがそのまま逃げ切った。
八村は28分間の出場で10得点9リバウンド3アシスト1ブロックを記録。オフボールの動きからノーマークとなるも、ボールが来ないシーンが見受けられた。それでも平常心を保ち、第3クォーターにはボールプッシュから1on1のスペースがあることを確認し、力強いアタックでバスケット・カウントをもぎとった。また、八村のブロックショットからデニ・アブディヤのファストブレイクに繋がり、ハイライトとなったビールのダブルクラッチをアシストするなど、献身的なプレーで存在感を示した。
ウェストブルック抜きでホーム初勝利を挙げたウィザーズ。次戦のジャズ戦もホームで戦うため、ここで連勝して上昇気流に乗りたいところだ。