「いちいち周りに納得してもらう必要はない」
トレイルブレイザーズのエース、デイミアン・リラードは、数年前から3ポイントシュートラインより手前からでもロングシュートをコンスタントに決められるようになった。努力を積み重ねることで手に入れた新たな武器のおかげで、彼はウォリアーズのステフィン・カリーと並ぶディープスリーの名手と見られるようになった。
カリーのシュートレンジの広さは3ポイントシュート全盛の現代でも頭一つ抜けており、成功率、勝負強さともに歴代最強クラスのシューターだ。
ブレイザーズは1月1日に敵地でウォリアーズと対戦し、123-98で勝利。リラードは10本中6本の3ポイントシュートを含む34得点4リバウンド8アシストで勝利に貢献した。試合後にカリーと比較されていることについて聞かれた彼は、カジュアルなファンの意見に理解を示し、こう答えた。
「ステフは優勝を争う場面でずっとプレーしてきた選手だし、全米中継された試合も多い。一時代を築いたウォリアーズでずっとプレーしてきたから、ロング3ポイントシュートと言えば彼というのも理解はできる」
「僕はポートランドでプレーしていて、ビッグチームのような扱われ方をしていない。だからみんなは、僕が今のようなプレーをずっとやっていることを知らないんだ。ステフにやれることは僕にもできる、そんなことをいちいち周りに納得してもらう必要はないと思っている。僕は自分の仕事をやるだけだ」
ブレイザーズは、明日もウォリアーズと対戦する。これからもロング3ポイントシュートを成功させるたびにカリーと比較されるだろうが、リラードはチームの勝利のために自分のプレーを続けるだけだ。