「彼のような選手とやれるのは本当にすごいこと」
来月36歳になる大ベテランのポール・ミルサップは、オフにナゲッツと再契約を結んだ。実力と経験を兼ね備えたミルサップには複数のチームが関心を示していたようだが、その誘いを断りナゲッツ残留を決めた要因の一つが、ニコラ・ヨキッチの存在だった。
「彼とプレーしたくて残留を決めたようなもの」と会見で語ったミルサップは、ビッグマンながら類まれなパスセンスを誇るヨキッチとのプレーについて、独特な表現を用いてこう説明している。
「なんというか、彼はチーズバーガーを配ってくれるような感じ。無料のチーズバーガーをね。受けるこちらとしては、できるだけ多くチーズバーガーを取っていかないといけない感じかな。彼のような選手とやれるのは本当にすごいことなんだ」
「彼はチームメートのために本当にたくさんのプレーを生み出してくれる。自分もチームを引っ張る立場に立ったことがあるけど、彼は本当に上手にプレーしているよ。彼が生み出す流れに乗り、彼の指示を聞いて、適切なポジションを取らないといけない。彼はこちらのプレーを楽にしてくれる。僕も彼がプレーしやすいようにサポートしなければね」
ヨキッチは、現在平均アシスト数でリーグ1位(13.5)のスタッツを残している。チームはディフェンスが機能せずに開幕から1勝4敗と伸び悩んでいるものの、ここが噛み合えば西カンファレンスの上位争いに顔を出すだろう。
ファンだけでなくミルサップを始めとするナゲッツの選手も、最高のパスを出すヨキッチのプレーに魅了されている。