八村塁

ビール「負けたことを受け止めて、反省して改善していく」

流行性角結膜炎で開幕から欠場が続いていた八村塁が、現地12月31日のブルズ戦で戦線復帰を果たした。ファーストプレーでラッセル・ウェストブルックのアシストを受けて3ポイントシュートを成功させると、前半だけで15得点を記録する好パフォーマンスを披露。試合を通じて17得点5リバウンド3アシストと、NBA2シーズン目は上々のスタートとなった。指揮官のスコット・ブルックスは「離脱中もコンディションを保ち、ここ数日はしっかりトレーニングができていた。オフェンス、ディフェンスの両方で素晴らしかった」と、八村のプレーを評価している。

しかし、チームは開幕5連敗。1点ビハインドで迎えた残り15秒、タイムアウトを取ってセットしたプレーが決まり、ブラッドリー・ビールがマークを振り切ってリングにアタックするも、カバーに戻ったコービー・ホワイトのブロックに阻まれて得点ならず。3点差とされての攻撃はダービス・ベルターンズにボールを託すも、これもマークを外せないままタフショットを打たされた。ファウルゲームも功を奏さず、残り5.5秒で八村がエンドラインから強烈なベースボールパスでチャンスを作ろうとするも、このパスが通らずに万事休す。最終スコア133-130、開幕3連敗スタートだったブルズに2試合続けて敗れ、ブルズに一息つかせるとともに自分たちは泥沼の5連敗となった。

新加入のウェストブルックは出場した4試合ですべてトリプル・ダブルを記録しビールもここまで平均31.2得点と上々の出来。開幕直前にトレードが決まったウェストブルックがどのようにチームにフィットするかがウィザーズのカギで、実際のところ誰が予想したよりもスムーズにウェストブルックはチームに溶け込んでいるのだが、それでも5敗すべてが10点差以内で、勝負どころで攻守に踏ん張れない。

ブルックスヘッドコーチは「シーズンは長いが、最初の1勝はいつも難しいものだ」と平静さを保とうとし、ビールは「一丸となって前向きにやっていきたい。惜しい試合をした、ではダメで、負けたことを受け止めて、反省して改善していくんだ」とあくまでポジティブな姿勢を崩さない。しかし、レギュラーシーズンは例年の82試合から72試合へと短縮されており、出だしのつまずきを取り戻すのは難しくなっている。

現地1日には敵地に移動してのティンバーウルブズ戦が待っている。チームにとっては厳しい状況だが、その先は上位チームとの対戦が続くだけに、是非とも1勝を挙げて自分たちを取り巻く雰囲気を変えたいところ。戦線復帰を果たした八村が、そこでカギとなるような活躍ができるかに注目したい。