レブロン・ジェームズ

球団社長を辞任も、チーム再建の功績は変わらず

2019-20シーズンのNBAファイナルを制して、セルティックスと並び最多となる17回目の優勝を果たしたレイカーズは、現地12月22日に行われたクリッパーズとの開幕戦前に優勝リング授与式を執り行った。

NBA史上最高額と言われるリングを手にして、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを始め、選手やスタッフが大喜びしたのは当然のこと。選手の家族がリモートでメッセージを送る、心温まる式典となった。

そして、マジック・ジョンソンも優勝リングを受け取っている。

マジックは2018-19シーズン終了を待たずに成績不振の責任をとって球団社長の職を辞任している。この時の辞め方はあまり後味の良いものではなかったが、現役時代の彼がレイカーズのレジェンドであったことがずっと変わらないのと同じように、彼がレイカーズ再建を推し進めた功労者であることも変わらない。だからこそ、球団は彼にもリングを贈呈した。

リングを受け取ったマジックは、Twitterでオーナーのジーニー・バス、そしてレブロン・ジェームズに感謝している。

マジックは夫人とリングをはめた画像に「特にレブロン・ジェームズには感謝している。彼が私に『レイカーネーションに優勝をもたらす』と約束してくれた。これは、私にとって11個目のリングだ」というメッセージを付け加えている。

レイカーズは、マジックの辞任後にペリカンズとの大型トレードを成立させてアンソニー・デイビスを獲得して現在に至っている。だが、レブロン獲得に中心的な役割を果たしたのはマジックだ。2018年の時点でマジック以外の人物が球団社長だったら、レブロンはレイカーズに移籍していなかったかもしれない。

https://youtu.be/ha5eyRBTnNI