粟谷真帆

反省点を挙げるも29得点13リバウンドのダブル・ダブル

本日からウインターカップが開幕。5年連続7回目の出場となった八雲学園は1回戦で北星学園女子と対戦した。序盤から自慢の攻撃力が炸裂し、すべてのクォーターで上回った八雲学園は107-55とほぼダブルスコアで圧勝し、2回戦へ駒を進めた。

キャプテンの粟谷真帆は1年生からウインターカップを経験しているチームの大黒柱だ。「会場に入る前は緊張してたんですけど、アップしたらほぐれました。去年とか1年生の時は緊張しまくっちゃって大変だったんですけど、今年はリラックスしてできました」と、3年目の今年は緊張から解放され、いつも通りのパフォーマンスができた。

「細かいミスがあったり、リバウンドが取れなかったので、そこは改善しないといけません」と反省点を挙げたが、182cmの長身を生かしたポストプレーを軸にチームハイの29得点を挙げ、13リバウンド、2スティールのダブル・ダブルを達成して勝利の原動力となった。

粟谷が1年時のキャプテンは、ウインターカップ最多得点記録を更新し、ENEOSサンフラワーズへ入団した奥山理々嘉だ。そうした偉大な先輩たちと肩を並べることに最初は戸惑いがあったが、周りに支えられ、現在は立派なキャプテンとしてチームをまとめている。「歴代の先輩たちがすごいので自分で大丈夫かなって思っていたんですけど、周りの子が声をかけてくれて、自分もやらなきゃって思うようになりました」

コロナ禍の自粛期間は先輩たちのプレー映像で見て、技術を磨いたという。以前は線の細さもあって、どこか頼りなく映る面もあった。だが、粟谷は精神的にも肉体的にも一回り大きくなって東京体育館に戻ってきた。