22得点5リバウンド3アシスト3スティールで勝利に貢献
NBAの2020-21シーズンが開幕。そのオープニングゲームで、ネッツのケビン・デュラントが古巣ウォリアーズ戦に先発出場した。
2019年のNBAファイナルでアキレス腱断裂という重傷を負ったデュラントは、561日ぶりに公式戦に出場。それでもプレシーズンゲームと同様にキレ味鋭いプレーを続け、25分の出場でフィールドゴール16本中7本成功の22得点5リバウンド3アシスト3スティールを記録し、125-99での勝利に貢献した。
試合後のインタビューで、デュラントは「プレシーズンゲームの時と同じアプローチで試合に臨んだ。これまでと同じ感覚でプレーでき、チームのエネルギーを感じられた」と語った。
優勝候補に挙げられているネッツを率いるのは、かつてのスター選手であるスティーブ・ナッシュだ。ヘッドコーチの経験不足について聞かれたデュラントは「スティーブはバスケットボールの経験が豊富だし、コーチングスタッフ全員がこのリーグで選手や指導者として10年以上の経験がある。バスケに関する知識が豊富なのはチームにとってプラスだし、スティーブもサイドライン上で指揮するのにすぐに慣れるよ。ここまでは素晴らしい仕事をしてくれている」と答えた。
今シーズンのネッツのコーチ陣には、サンズで一時代を築いたナッシュ、マイク・ダントーニ、アマーレ・スタウダマイアーが加わった。ダントーニの代名詞でもある攻撃的なスタイルへの対応について聞かれたデュラントは「同じバスケだし、走って、パスして、カットして、トランジションでは戻る。チームが求めるプレーをみんなでやるだけさ」と、淡々と語った。
ナッシュは、久々の公式戦で好パフォーマンスを披露したデュラントを「素晴らしい」と称えた。ただ、復帰戦を終えたばかりだけに気遣いも見せている。「素晴らしかったが18カ月もプレーできていなかったのだから、あまりプレッシャーをかけたくない」
まだ1試合を終えただけとはいえ、デュラントがケガ前と変わらないプレーができているのは好材料だ。現地25日に敵地で行われるセルティックスとのクリスマスゲームでのパフォーマンスにも注目したい。