浦伸嘉GM「チームに勢いをもたらすことを期待」
東海大の3年生プレーヤー、佐土原遼が広島ドラゴンフライズに特別指定選手として加わることになった。
佐土原は神奈川県出身、192cm97kgと恵まれた身体能力を持つパワーフォワード。東海大相模から東海大に進み、大学レベルでは圧倒的なフィジカルを生かした激しいディフェンスから、オフェンスではダンクを叩き込むこともあれば『ストレッチ4』として3ポイントシュートを決めることもできるオールラウンダーだ。
今年のインカレでは主力として東海大の優勝に貢献するとともに、大会の優秀選手賞にも選ばれている。
佐土原はクラブを通じて「短い期間ですが、色んなことを学んでいきたいと思いますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします」とコメントしている。
広島で代表取締役とGMを兼任する浦伸嘉は、佐土原への期待をこう語る。「日本一を獲得した経験と若さで、チームに勢いをもたらせてくれることを期待しています。また、大学ではインサイドでのプレーが中心ですが、プロの舞台ではアウトサイドを中心にプレーしていかなくてはならないと考えているとのことですので、ぜひチャレンジしてもらいたいと思います」
192cmの佐土原はBリーグではウイングとして起用されそうだ。持ち前のフィジカルの強さを生かして外国籍選手とどこまでマッチアップできるのかは興味深い。広島はここまで4勝19敗と勝ち星が伸びておらず、3番ポジションにはトーマス・ケネディを起用しているが、得点源として機能しているもののスピードのある日本人相手のディフェンスには難がある。ここを佐土原が限られた時間であってもカバーできるとなれば、面白い戦力となるに違いない。