「マイケル・ジョーダンだって苦労した」
先日、バックスと5年2億2820万ドル(約240億円)という超大型契約を結んだヤニス・アデトクンボの目標は、NBA優勝に他ならない。
バックスは、ここ2シーズンを東カンファレンス首位でプレーオフに進出するも、あと一歩及ばずNBAファイナルにたどり着けていない。それでもアデトクンボの残留により、バックスは今後も優勝を狙える。エースであり、リーダーでもあるアデトクンボは、悲願の初優勝を成し遂げるには痛みが伴うことを理解している。
『SiriusXM』の番組に出演した彼は「僕は現実的なことを考えるタイプで、目標達成には痛みも伴う」と語った。そして、マイケル・ジョーダンがブルズで初優勝を達成し、1990年代に王朝時代を構築するまでに乗り越えた困難を例に挙げた。「最も偉大な選手の一人であるマイケル・ジョーダンと彼のチームは、プレーオフに進出して、負けて、彼もケガをして、苦労した。優勝までには時間がかかるものさ」
ここ2年続けてシーズンMVPを受賞しているアデトクンボは、自分自身にも、チームにも伸びしろがあると確信している。「これからも日々成長あるのみ。セットオフェンスもこなせるようにならないといけないし、まだまだ上達させられる部分はたくさんある。チームとしてレベルアップできるところも多い。この2年ファイナル進出のために努力してきて、今も取り組んでいる最中だよ」
このオフにはドリュー・ホリデーをチームに加えた新チームで2020-21シーズンに挑む。ファイナル進出、そして優勝を目指すシーズンは、現地23日のセルティックス戦からスタートする。