スティーブ・カー

トンプソンは再び地道なリハビリ生活をスタート

ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、左膝前十字靭帯断裂により昨シーズンを全休し、今シーズンから復帰できるはずだった。

しかし、練習中に右足アキレス腱を断裂し、すでに2020-21シーズンの全休が決まっている。2シーズン続けての大ケガによりプレーできない状況は、選手の精神状態にも影響を与えてしまいかねない。ヘッドコーチのスティーブ・カーは、トンプソンの状態を案じつつ、同様にアキレス腱断裂から無事に復帰したばかりのケビン・デュラントを例に挙げ、エールを送った。

『Sirius XM NBA Radio』に出演したカーは、プレシーズンゲームで実戦復帰したばかりのデュラント、そしてトンプソンについてこう語った。「ケビンには、ケガをする以前のレベルに戻ってもらいたい。彼が健康な状態で再びプレーしている姿を見られてうれしい。クレイに関しては、残念としか言いようがない。彼はバスケが大好きな選手で、昨年と同じように復帰を目指して1年休まないといけなくなってしまった。復帰を目標にしていたのに、シーズン全休が必要なケガをしてしまった」

「私が思うに、クレイ級の選手で複数年の全休を経験したのは、グラント・ヒルくらいじゃないだろうか。本当に残念でならない。だが、ケビンの復帰が良い影響を与えてくれるだろう」

11月下旬に手術を受けたトンプソンは、またしても地道なリハビリ生活を送る。デュラントはネッツに移籍したが、カーが言うように、アキレス腱断裂から見事に復活する姿をレギュラーシーズンで見せてくれれば、それがトンプソンの希望になる。

https://youtu.be/Vml5HDqE-O4