ラジョン・ロンド&レブロン・ジェームズ

「これがエリートだ、と肌で感じることができた」

プロ入りから間もない21歳の時にNBA優勝を経験したラジョン・ロンドは、昨シーズンにレイカーズの一員として、34歳にして2度目のNBA優勝を果たした。

ケガの影響もありコンスタントに活躍したわけではないが、プレーオフが進むにつれて経験豊富なポイントガードとして存在感を増した。リーダーである彼がセカンドユニットを引っ張ることで、主力がベンチに下がっている間もチームはリズムを崩さなかった。こうしてロンドはレイカーズのNBA制覇に貢献した。

ロンドはレブロンとともにプレーした2年間について「とんでもない経験をすることができた」と『Showtime』のインタビューで語った。

「僕はコート上でいつも学んでいた。彼が何を考えているのか、どんな身体の使い方をしているのか、どんな動きをするのか、ということをね。一緒にプレーすることで、彼が17年間も第一線で活躍できている理由を理解できたし、その姿を見ることはすごく楽しかった。彼の隣にいることで『これがエリートだ』ということを肌で感じることができたよ」

そして、ロンドはレブロンのことを「ベスト中のベスト」と称えた。「僕はこれまでにたくさんの素晴らしい選手と一緒に、高いレベルでプレーしてきた。将来、殿堂入りするであろうたくさんの選手とプレーしてきたけど、その中でもベスト中のベストを見ることができたこの2年間は、本当に素晴らしかったよ」

レブロンのようなスーパースターとともにプレーできるチャンスは、誰にでもあるわけではない。ロンドはキャリア14年目にしても学ぶ姿勢を持ち、レブロンから多くのことを得た。今シーズンは若手が多いホークスで、ロンドがどういった刺激を与えていくか注目だ。