東カンファレンス拮抗時代に乗り出すキャブズの編成にケビン・ラブは含まれるか

2018/07/12
NBA&海外
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ケビン・ラブ

写真=Getty Images

来年フリーエージェントに、放出するなら今がベスト?

レブロン・ジェームズがレイカーズに移籍したことで、『西高東低』の流れはさらに強くなり、来シーズンの西カンファレンスは稀に見る『群雄割拠』時代を迎える。

だが、東もまた激しい争いになる。なぜなら、レブロンがヒートに移籍した2010-11シーズンから昨シーズンまでの7年間、東カンファレンスは常にレブロンが制してきたからだ。絶対的な個だったレブロンが去った東カンファレンスで、このオフに動向が注目されているチームの一つは、彼の古巣キャバリアーズだ。

選手としての格、実績を見れば、新チームの軸に適任なのはケビン・ラブしかいない。ただ、ラブの2019-20シーズンの契約にはプレーヤーオプションがつけられている。来年の夏には契約最終年を破棄してフリーエージェントになり、強豪チームに移籍する道を選ぶかもしれない。となると、キャブズが選択すべきは、ラブとの延長契約締結かトレード、ということになる。

コビー・アルトマンGMは、先日「ケビンを放出すればチームはレベルアップできない」とコメントし、今のところはラブが中心のロスターを作る意向のようだ。しかし、来夏キャップスペースに空きを作りたい他チームからドラフト指名権や有望な若手との交換を持ちかけられたら、当然ながら真剣に検討せざるを得なくなる。

キャブズは2019年のドラフト1巡目指名権を保持しているが、もし指名順が全体11位以降になった場合、ホークスに譲渡される約束になっている。ラブが中心のチームが機能すれば東の8位争いに食い込み、その結果として来年のドラフトでの1巡目指名権はなくなる。数年後の未来を優先するのなら、キャブズにとってラブを放出するベストタイミングは今しかない。

幸いなのは、2010年の夏にレブロンがヒートに移籍した当時と比べて、今のキャブズには核になれる選手が揃っているということ。今年のルーキーであるコリン・セクストンは有望株で、昨シーズン途中のトレードで獲得したジョーダン・クラークソン、ラリー・ナンスJr.は年々レベルアップし、これからの数年が全盛期となる選手だ。

今年の9月に30歳になるラブを中心としたチームを作るのか。それとも再建に切り替えてラブ、ジョージ・ヒル、カイル・コーバー、JR・スミス、トリスタン・トンプソンというベテランの一挙大放出で来年のドラフト上位指名権を活用するのか。思案できるのも今のうち。近いうちにキャブズは『ポスト・レブロン』時代のプランを明確に打ち出さなければいけない。