ラメロ・ボール

昨シーズンはオーストラリアリーグ最年少でトリプル・ダブルを達成

ドラフトも終わり、フリーエージェント選手の契約も続々と決まっているNBAは、12月からトレーニングキャンプを始め、12月22日に2020-21シーズン開幕を迎える。

例年と異なるタイムスケジュールですべてが進む中、毎年シーズン前に話題になるのは新人王についてだ。今年のドラフトでティンバーウルブズから全体1位指名を受けたアンソニー・エドワーズ、ウォリアーズが2位で指名したジェームズ・ワイズマンなどが争う新人王レースについて、2人の息子をNBAに送っているラバー・ボールが口を開いた。

今年のドラフトでは、全体3位でホーネッツがボール一家の三男、ラメロ・ボールを指名。トップ3での指名は、2020年ドラフト組の中で最も高いポテンシャルを持つ選手として、高く評価されていることを裏付ける結果だ。

『TMZ Sports』の直撃取材を受けた父ラバーは、ラメロが新人王を獲得する可能性について聞かれると、お馴染みのビッグマウスで「可能性だって!? マイケル・ジョーダンと組んで仕事をするのに新人王が取れないなんてあるわけがないだろ! 何を言っているんだ」と答えた。

2019-20シーズンはオーストラリアのイラワラ・ホークスでプレーしたラメロは、12試合に出場して平均17.0得点、7.6リバウンド、6.8アシストを記録し、リーグ史上最年少でトリプル・ダブルを達成。レベルの高いNBLでの経験は大きく、NBAでも十分にやれるという意見は多い。

まずはテリー・ロジアー、デボンテ・グラハムとのチーム内競争から始まるとはいえ、ホーネッツはベテランのゴードン・ヘイワーを獲得して戦力アップに成功しただけに、ラメロが司令塔としてチームの勝利に貢献できれば、新人王獲得のチャンスは増す。

ケガなくトレーニングキャンプを終え、12月12日から始まるプレシーズンゲームでラメロが期待通りのパフォーマンスを見せてくれるかに注目したい。