マルク・ガソル

2012-13シーズンの年間最優秀守備選手賞受賞者が加入

2連覇に挑むレイカーズの2020-21シーズンのロスターが完成しつつある。11月22日、レイカーズはフリーエージェントのマルク・ガソルと2年契約に合意したと『ESPN』が報じた。

『ESPN』によれば、レイカーズはガソルと契約するため、同ポジションのジャベール・マギーとドラフト2巡目指名権をキャバリアーズにトレード。見返りとしてキャブズからジョーダン・ベルとアルフォンゾ・マッキニーを獲得した模様だが、2人の契約は無保証のため、レイカーズは契約を解除できるという。

ドワイト・ハワードがセブンティシクサーズに移籍したことで生まれた穴は大きいと見られたが、ガソルの加入でその心配はなくなる。2018-19シーズンにラプターズの優勝に貢献したガソルは、グリズリーズ時代の全盛期と比べればパフォーマンスレベルは落ちるものの、守備、リバウンド、アシストで貢献できる大ベテランだ。先発か、それともセカンドユニットでの起用になるかは未定だが、ハワードが務めた役割を十二分にこなすことができる。

ガソルは2007年のドラフト全体48位でレイカーズから指名されたが、兄のパウ・ガソルをグリズリーズから獲得した際のトレードで交渉権が譲渡されたため、レイカーズでは1試合もプレーしていない。

スペイン復帰の噂もあったガソルだが、先日スペインの放送局『Esport3』とのインタビューで「NBAチームが関心を示してくれると思う。僕はチームの優勝に貢献したい。再建チームでプレーする姿は想像ができない」と話していた。

これでレイカーズはデニス・シュルーダー、モントレズ・ハレル、ウェスリー・マシューズ、ガソルの獲得に成功し、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープとも再契約を結んだ。あとはアンソニー・デイビスと長期契約を結び、優勝のためなら格安の契約を受け入れてくれる実力者を加えれば、連覇に向けて盤石のロスターが出来上がる。