クレイ・トンプソンがケビン・デュラントとの連携不安説を一蹴

2016/08/06
NBA&海外
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写真=Getty Images

新生ウォリアーズの成否を左右するケミストリー

ケビン・デュラントがウォリアーズと契約して以降、クレイ・トンプソンは来シーズンの連携面に関して繰り返し質問されている。スプラッシュブラザーズとドレイモンド・グリーンのコアグループにデュラントが加わることで、オフェンス時のバランスをどうやって見いだすのか、という質問だ。

ウォリアーズにはそれぐらいしか死角がないのだから、ことあるごとにこの質問が投げ掛けられるのは当然なのだが、トンプソンにとっては決して愉快な話題ではないだろう。チームの潜在的問題を突く話題であると同時に、デュラントが加わったことで自身のシュートチャンスが減るリスクに触れる質問でもあるからだ。

トンプソンはチームプレーヤーでありながら、周囲の状況がどうであれ自分のスタイルを貫く一面も持っている。良い意味での「鈍感力」が、常に高確率をキープするシュート精度のベースになっているのだ。そんな彼にとって、「ケミストリーを優先して自分を犠牲にするつもりはあるか」という質問はデリケートだ。周囲に配慮しすぎるようでは、彼は自分の武器を手放すことになるも同然である。

そしてトンプソンは『The Vertical』の取材に対し、「僕ら全員、互いに良いプレーをしたいと思っている」と前置きした上で、こう語っている。「僕ら全員、互いに良いプレーをしたいと思っている。だけど、僕は自分のプレースタイルを変えるつもりはない。これからも点を取りに行くし、決めるつもりだ。スクリーンを生かしてアタックする。勝利のためにプレーしたいし、試合を楽しみたいとも思っている」

新加入のデュラントに対する「宣戦布告」と取れなくもないのだが、そこはチームUSAのチームメートでしっかりとコミュニケーションが取れている。同じく『The Vertical』の取材を受けたデュラントは、「クレイには、クレイのままでいてもらいたい」と語っている。

トンプソンは、ニューヨークで行われたデュラントの契約交渉に同席した事実を挙げてこう言う。「自分が犠牲になるという話なら、僕はわざわざニューヨークにまで行かなかった。自分たちが何を成し遂げたいかは分かっていて、彼を含めた皆で、そのことについて話したんだ。僕たちは、歴史に残ることを成し遂げたい」

ステファン・カリーが代表を辞退したことを考えると、ウォリアーズはアメリカ代表のメンバーが4人先発に並ぶということになる。オリンピックの出来がそのままウォリアーズの未来となってもおかしくはない。