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ベストコーチにはスパーズのグレッグ・ポポビッチが選出

『プレーヤーズ・ボイス・アワーズ』は、NBA選手会(選手労働組合)が毎年発表する賞で、現役プレーヤーの投票により各賞が決まるのが特徴だ。

栄えあるMVPを受賞したのはウォリアーズのステファン・カリー。「最もディフェンスしづらい選手」と「クラッチパフォーマー」も合わせての3部門での受賞となった。3ポイントシュートの成功数を前人未踏の402本にまで伸ばすとともに、得点王、スティール王、フリースロー成功率1位の3冠を達成したカリーは、プレーヤー目線からも圧倒的な存在だったということになる。

ベストコーチに選出されたのはスパーズのグレッグ・ポポビッチ。成績からすれば、ファイナルに進出したキャブスとウォリアーズの指揮官であるテイロン・ルーかスティーブ・カーの受賞が順当なのだろうが、プレーヤーが支持したのはポポビッチだった。ルーもカーもシーズンの半分しかチームの指揮を執っていない点がマイナスだったのだろう。

ポポビッチ率いるスパーズは67勝15敗でフランチャイズ記録を更新。またホームゲームでは40勝1敗の成績を収め、NBA記録を樹立している。そして何より、ポポビッチの指導力とバスケット理念が、多くの選手からリスペクトされているということだ。

他の各賞は以下の通りとなっている。

ベスト・ルーキー カール・アンソニー・タウンズ(ティンバーウルブズ)
カムバック・プレーヤー ポール・ジョージ(ペイサーズ)
ベスト・オブ・ベンチ ジャマール・クロフォード(クリッパーズ)
ベスト・ディフェンダー クワイ・レナード(スパーズ)
最もディフェンスしづらい選手 ステファン・カリー(ウォリアーズ)
チームに欲しい選手 レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)
ベスト・ドレッサー ラッセル・ウェストブルック(サンダー)
ベスト・ホームコート・アドバンテージ ウォリアーズ
教えを乞いたいコーチ グレッグ・ポポビッチ(スパーズ)
クラッチ・パフォーマー ステファン・カリー(ウォリアーズ)
ベスト・ソーシャル・メディア・フォロー レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)
最も影響力のあるべテラン ティム・ダンカン(スパーズ)
グローバル・インパクト コービー・ブライアント(レイカーズ)
MVP ステファン・カリー(ウォリアーズ)

NBA有数の名将であることは言うまでもなく、選手からの信頼も厚いポポビッチ。