「再建チームでプレーする姿は想像できない」
グリズリーズに11シーズン在籍し、ラプターズの球団初優勝に貢献したベテランのマルク・ガソルは、このオフにフリーエージェントになる。去就に関しては様々な憶測が伝えられており、母国スペインに戻るという噂もあるが、実際のところはフリーエージェント選手との交渉が解禁される現地11月20日以降に届くオファーが彼の心を動かせるか次第だ。
ガソルも35歳になった。全盛期と比べれば衰えは見られるものの、バスケットボールIQは高く、パスも出せるビッグマンとしてまだまだ重宝される。その彼が次の契約先について、スペインの放送局『Esport3』とのインタビューで思いを語った。
ガソルが重要視するのは優勝を狙えるチームかどうかのようで、「再建チームでプレーする姿は想像できない」と語っている。「次の金曜日以降、NBAチームが関心を示してくれると思う。僕はチームの優勝に貢献したい。再建チームでプレーする姿は想像ができない」
グリズリーズ、ラプターズを合わせ、ガソルはすでに1億7000万ドル(約177億円)以上を稼いでいる。キャリアの大詰めを迎えている自覚もあるのだろう。彼は大型契約よりも競技者として高みを目指せるか否かを重視している。
ベテラン最低保障額、あるいはそれに近い契約でガソルを獲得できれば、どのチームにとっても大きな補強になる。12月22日の新シーズン開幕戦を彼がどのチームのユニフォーム姿で迎えるのか、その決断に注目が集まる。