3人制バスケ日本代表の馬瓜ステファニー、東京オリンピック出場に向け「海外チームに怯まず日本のバスケを」

3人制バスケ日本代表の馬瓜ステファニー、東京オリンピック出場に向け「海外チームに怯まず日本のバスケを」

2020/11/11
馬瓜ステファニー

「今は希望を捨てずに練習できています」

馬瓜ステファニーが3人制バスケットボール『3x3』を始めたのは2018年の夏。5人制代表としてアジア競技大会に出場していたが、3x3チームにケガ人が出たため急遽『助っ人』という形で試合に出場し、初めての3x3にもかかわらず持ち前の高さとフィジカルを生かして銀メダル獲得に貢献した。このアジア競技会をきっかけに5人制と並行して3x3にも力を入れ、2年連続で3x3U23ワールドカップに出場すると、2018年に銀メダル、2019年には金メダルを獲得し、5人制と3人制の『二刀流』で活動している。

本来であれば今年の3月に東京オリンピック予選(OQT)に出場するはずだったが、新型コロナウイルスの影響で開催日未定のまま延期になった。「正直、OQTがなくなった時は『そうだよな』とは思いました。その後は3x3の練習ができないままWリーグのシーズンに入ってしまって、3x3自体をする機会がなくなってしまいました」とステファニーは当時の心境を語る。

それでもネガティブにとらえるのではなく「私たちはまだ若いチームなので、これからどんどん成長する可能性があります」と続ける。「この期間にも可能性はさらに広がって、自分たちができることもどんどん増えています。それを出せるチャンスがこれからあるので、今は希望を捨てずに練習できています」

馬瓜ステファニー

「新しい選手には彼女たちならではの新しい考えがある」

3x3女子日本代表は、来年5月に開催予定のOQTに向けて今年度初の強化合宿を行っている。今回招集されたメンバー全員がWリーグのクラブに所属し、5人制を主としている。また、今回の強化合宿メンバーは初めて3x3をする選手が多く、合宿の最初は基礎トレーニングが多かったという。5月のOQTまであまり時間はないが、ステファニーは焦るのではなく「新しい選手には彼女たちならではの新しい考えがあって、みんな恐れずにプレーしているので私たちも刺激になりました」と合宿の手応えを語る。

3x3は5人制に比べて試合のテンポが速く、一つのプレーをきっかけに流れが変わりやすい。「ディフェンスでも私たちはちょっと考えすぎてしまったりしますが、新しい選手は恐れずにラン&ジャンプを積極的にしていました。そういうところは逆に何も考えずにプレーできているのですごく良いなと思っています」とステファニーは言う。

3x3女子日本代表はU23ワールドカップだけでなく、ウーマンシリーズや3x3アジアカップでも結果を残し、国際舞台を経験している選手が多い。バスケットボール競技で唯一、東京オリンピックの出場権を獲得していない3x3女子日本代表だからこそ、「まずはOQTができることが、すごくうれしです」とステファニーは言い、今後の意気込みをこう語った。「この期間で自分自身は2ポイントシュートを中心に頑張ってきたので、それを出せるようにしたいです。海外のチームを相手にも怯まずに、日本のバスケットをしていきたいです」

3x3女子日本代表候補、第1次強化合宿参加メンバー
篠崎澪(G /富士通レッドウェーブ)
田中真美子(C /富士通レッドウェーブ)
西岡里紗(C /三菱電機コアラーズ)
小笠原美奈(F /東京羽田ヴィッキーズ)
永田萌絵(G /トヨタ自動車アンテロープス)
岡田英里(G /富士通レッドウェーブ)
中田珠未(C /ENEOSサンフラワーズ)
平末明日香(G /トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
馬瓜ステファニー(F /トヨタ自動車アンテロープス)
山本麻衣(G /トヨタ自動車アンテロープス)
野口さくら(F /シャンソン化粧品シャンソンVマジック)
平下愛佳(G /トヨタ自動車アンテロープス)

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