今シーズンは平均18.9得点、7.4リバウンド、1.6ブロックを記録
11月18日に実施されるNBAドラフトまで2週間を切った。上位指名権を保持するチームは、行使して選手を指名するのか、それともトレードの材料として使うかを決めなければならない。
今年の全体2位指名権を保持しているウォリアーズの周りでは、以前から様々な噂が飛び交っている。直近では、全体11位指名権を保持しているスパーズとのトレードを模索しているというものだ。気になる交換要員だが、ウォリアーズはベテランのラマーカス・オルドリッジを要求していると『ESPN』は報じている。
オールスター選出7回を誇るオルドリッジはオフェンス、ディフェンス両面で貢献度が高く、今シーズンも平均18.9得点、7.4リバウンド、1.6ブロックを記録。今でもダブル・ダブルをコンスタントに決められる選手だが、35歳という年齢はネックだ。 新シーズンについてはNBAと選手会が12月22日のシーズン開幕案に合意したばかりで、2020-21シーズンのサラリーキャップはまだ決定していない。だとしても、ウォリアーズが新シーズンの年俸2400万ドル(約24億8000万円)のオルドリッジを獲得するには、チームの年俸総額を調整する必要がある。
ただ、今シーズンの王者レイカーズ、リベンジを誓うクリッパーズ、あと数年は優勝を狙えるナゲッツによる西の競争レベルを考えれば、ウォリアーズが再び優勝争いに加わるにはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの揃い踏みだけでは足りないはずだ。激戦の西地区を戦ったライバルたちは、彼らが小休止したこの1年で大きく成長している。その一方で、世代交代に向けた動きも必要になってくる。18日のドラフトまで、各チームはあらゆる可能性を模索する。ウォリアーズがどういう動きを見せるのか注目だ。