ウォリアーズはドラフト全体2位、ニックスは8位指名権を保持
11月18日に開催予定のNBAドラフトで上位指名が確実と見られているラメロ・ボールが、2チームとの接触を認めた。
『ESPN』の番組に出演したラメロは、今までにコンタクトがあったチームを聞かれて「今のところ2チームで、ウォリアーズとニックス。ちょっとしたZoomでのやり取りだったけど」とコメントした。通常はこのような場合、回答は濁すもの。それでもラメロが実際のチーム名を躊躇せず出したことに、司会者も面食らったようだ。
ニックスとウォリアーズの関心をどう思うかとの問いかけに対し、ラメロは「どのチームでも構わない」と答えている。
実際の出来事をそのまま明かしたラメロの言葉を信じれば、2チームは挨拶程度のコミュニケーションを取っただけなのかもしれない。だが、ウォリアーズはドラフト全体2位、ニックスは8位指名権を保持しており、いずれもラメロの指名を検討していると噂されているチームだ。
2019-20シーズンはオーストラリアのイラワラ・ホークスでプレーした彼は、12試合に出場して平均17.0得点、7.6リバウンド、6.8アシストを記録。また、リーグ史上最年少でトリプル・ダブルを達成するなど、ポテンシャルの高さを示した。
選手としての能力が高くても、歯に衣着せぬ発言が過ぎる父ラバー・ボールの存在により、指名に二の足を踏むチームは少なくないとも言われている。それでも、三兄弟の長兄であるロンゾ・ボールがレイカーズで2年、ペリカンズで1年プレーするうちに父親の影響下から抜け出しており、ロンゾがドラフトされた3年前よりも事態は良くなっている。
果たしてラメロ・ボールはどのチームのユニフォームを着ることになるのか。今後もドラフトに向けた動きに注目したい。