ジョーダン・テイラー

清水GM「若いチームを引っ張っていってほしい」

10月13日、レバンガ北海道はジョーダン・テイラーの入団会見を行った。

187cm88kgのテイラーは昨シーズンにユーローリーグでプレーしていた、Bリーグでは珍しいポイントガードの外国籍選手。チーム合流直後でコンディションが万全ではない中で、前節の富山グラウジーズ戦から出場し、平均18.5分のプレータイムで19.5得点、2.0アシストを記録して早速ポテンシャルの高さを見せつけた。

「この日本の地、北海道の地で、プレーを始められることを嬉しく思いますし、自分にとって新しい地ですので、日本のバスケ、日本の文化を学んで成長していきたいです」と、挨拶したテイラーは勝利に貢献する意思を語った。

「自分としては、シュート能力やペイントアタック、パスなどにオフェンス力を持ち味としていますが、一つ一つの試合でマッチアップする相手やチームメイトの状況など、チームとしてのアドバンテージを生かす判断をしていかなければいけないと思っています。チームとしての連動性あるプレーやチームメイトの特徴を活かしたプレーなどをこれから高めてケミストリーを生み、勝利に貢献していきたいと思います」

テイラーは自身の強みをオフェンスと語ったが、清永貴彦GMはテイラーの状況判断の良さを高く評価している。「彼の強さは、ポイントガードとしてディフェンスを読み、自分でシュートやドライブが必要なとき、チームメイトを活かしてパスをするときなどの判断がトップクラスだと思っておりますので、チームリーダーの一人として、この若いチームを引っ張っていってほしいと期待しています」

今シーズンから北海道の指揮官に就いた宮永雄太も「オフェンスのアドバンテージはここで取り、ディフェンスのアドバンテージは全員が激しく行くことで取ります」と、テイラーがオフェンスの中心を担うことを明言している。

テイラーも自身に懸かる期待を受け止め、リーダーとしての自覚を持ち今シーズンに臨む。「このシーズンをしっかり勝つために貢献する、自分自身がしっかり成長する、自分自身を通してチームメイトにもよい影響を与えられるよう、このシーズンに集中していきたいと思っています」