レイカーズを優勝へと導いたレブロン・ジェームズ、4度目のファイナルMVPに「リスペクトを勝ち取りたかった」

レイカーズを優勝へと導いたレブロン・ジェームズ、4度目のファイナルMVPに「リスペクトを勝ち取りたかった」

2020/10/12
レブロン・ジェームズ

「僕は身も心もすべてをチームメートに捧げてきた」

2019-20シーズンはレイカーズの優勝で幕を閉じた。ファイナルMVPは、チームリーダーとしてレイカーズを引っ張ってきたレブロン・ジェームズ。NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、ファイナルMVPに与えられる『ビル・ラッセル・トロフィー』を手渡すにあたり、「彼の名前もいずれ何かのトロフィーに冠されることになるでしょう」と最大限のリスペクトを込めた言葉を贈った。

そのリスペクトこそ、レブロンが求めていたものだ。ファイナルMVPのトロフィーを受け取ったレブロンは、一番に「このフランチャイズを元いた位置に戻すとの約束を実現できてうれしいし、レイカーズも僕自身もリスペクトを勝ち取りたかった」と語る。

レブロンは偉大なキャリアを持つ一方で、NBAで最も疑われる男でもあった。その際たるものが「東カンファレンスでは勝てても、西では勝てない」だ。しかりレイカーズは、強豪ひしめく西カンファレンスでレギュラーシーズン1位となり、プレーオフではブレイザーズ、ロケッツ、ナゲッツと難敵ばかりと対戦しながら、ねじ伏せてきた。NBAファイナルの相手は自身の古巣であり、初優勝したチームでもあるヒート。決してあきらめない難敵であり、ジミー・バトラーを中心によくまとまった、西のライバル以上に厄介な相手だった。それでもレブロンはレイカーズのチームメートを信頼し、そして自分が引っ張るんだという強い気持ちを持ってチームを勝利へと導いた。

GOAT(歴代最高の選手)かどうかの議論にレブロンは「それは皆さんに判断してもらいたい」と立ち入ろうとはしない。彼が語るのは自分のチームと仲間のことだ。「僕はすべてをチームメートに捧げてきた。身体も心もすべてを捧げてきたんだ。最高のチームメートになるというのは、必要な時にそこに立つことだ」と、チームを引っ張る気概を語った。

ADことアンソニー・デイビスにとっては今回が初めてのNBA優勝。『相棒』であるADについて、レブロンは若き日の自分を重ね合わせる。「クリーブランドでの最初の7年間、僕はその壁を乗り越えることができなかった。誰かに押してもらう必要があったんだ。マイアミに行って、(ドウェイン)ウェイドと(クリス)ボッシュに押してもらった。そして今は僕がデイビスに、素晴らしいグループの一員として勝てるように後押しした。ADが今ここに立っていて僕も幸せだ。お互いに信頼を築くことができた」

そのデイビスは「自分の最高のプレーを出せと常に言ってもらった」とレブロンの後押しを語る。「最後までやり切ることができてうれしい。この気持ちを味わうことができて幸せだ」

涙ぐみそうになるデイビスを、トロフィーを抱えたレブロンがイジる。それにつられて他のチームメートたちもADをイジり倒した。レブロンが来て2年目、デイビスが来て1年目。レイカーズは素晴らしい結束力を武器に、10年ぶり17度目の優勝を果たした。

レブロンにとっては2012年と2013年、2016年に続く4度目の優勝。そして4度目のファイナルMVP受賞となった。

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