タロン・ルー

2016年にはキャブズを球団初優勝に導いた実績を持つ

マイク・ダントーニの後任ヘッドコーチを探しているロケッツが、キャバリアーズでヘッドコーチを務めたことがあるタロン・ルーと面談を行った。

ロケッツはジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックという2人のMVPを擁するチームで、優勝を狙える力を持っている。ダントーニの退団により、今シーズン途中から推し進めて来た『スモールボール』から脱却し、新ヘッドコーチのカラーが反映される新たなチームをイチから作り上げなければならないのは大仕事だが、指導者にとって魅力的なポジションなのは間違いない。

面談後に『Fox 26』の取材に応じたルーは「ヒューストンでヘッドコーチの面談を受けられる機会をもらえたのは大きい」と答え、こう続けた。「ラッセル・ウェストブルック、ジェームズ・ハーデンという2人のMVPを指導できる機会を得られるかもしれないなんて、とてもエキサイティングだ。それに、ロケッツには彼ら以外にも素晴らしい選手が揃っているしね」

ルーはキャブズ時代にレブロン・ジェームズとカイリー・アービングという個性の強い2人が中心のチームをまとめ、2016年にNBAファイナル史上初となる1勝3敗からの大逆転優勝を成し遂げている。ルーのプランを聞いたロケッツが彼に舵取り役を任せるのかどうか、その決断に注目したい。