レイカーズ

レブロン、デイビスに加えてロンドが大活躍

レイカーズが3勝2敗で迎えたNBAファイナル第6戦。ヒートはゴラン・ドラギッチが復帰するも、ここまでの激闘の疲れを引きずっているのか動きが重い。逆にレイカーズではレブロン・ジェームズが立ち上がりからエンジン全開。スタメンをドワイト・ハワードからアレックス・カルーソに変更し、サイズを落とす代わりにペースを早め、そこでレブロンがガンガン仕掛けていく。第5戦のレブロンは3ポイントシュートを多投し、9本中6本成功と好調だった。それが一転してドライブで強気のアタックを連発。ヒートはこれを止められずに受けに回ってしまった。

レブロンが作ったペースを引き継いだのはラジョン・ロンドだ。コントロール型のポイントガードでアシストを得意とするロンドだが、自分たちに有利な速いテンポは変えることなく、他の選手を警戒するヒート守備陣のギャップを突いて自ら仕掛けて、フィールドゴール6本すべて成功と次々とシュートを沈めていった。

ヒートはレイカーズの勢いを止められない。頼みのジミー・バトラーは徹底マークを受けてパスを受けるのもままならず、バム・アデバヨはボールが手に付かずにミスを連発。ドラギッチを投入するも流れを変えるには至らない。レイカーズのシュートが決まりすぎるため速攻に持ち込めず、得点が伸びない。

前半を終えた時点で64-36とレイカーズが大量リード。このまま行けば、2009-10シーズン以来のNBA優勝が決まる。