ラジョン・ロンド

写真=Getty Images

レブロンのチームの舵取りを任される司令塔

ヒート時代から数えて8シーズン連続NBAファイナルに勝ち進んだレブロン・ジェームズは、9シーズン連続となるファイナル進出を新天地レイカーズで目指す。

だが、レブロンとの共闘により早くもファイナル進出を確信している選手がいる。レブロンに続いて名門との契約を決めたラジョン・ロンドだ。レイカーズは7月6日にロンドとの契約を正式に発表。ロンドは『ESPN』に、新天地での1年目に期待していることを語った。「レブロン・ジェームズ中心のチームを作った結果、彼は8年連続してファイナルに進出した。だから同じ結果を得られると期待している」

ロンドはまた、レイカーズでの起用法にこだわらないとも発言した。移籍が決まってからは、2年目のロンゾ・ボールがベンチに降格されるのではないかと見られていたが、ロンドがセカンドユニットでの起用に反発しなければ、レイカーズはボールを先発に固定する英才教育プランを継続するかもしれない。

ヘッドコーチと頻繁に衝突するなど扱いにくい印象も受けるが、ロンドのインテリジェンスは現役選手の中で群を抜いている。優勝も経験済みで、東の名門セルティックスの中心選手として活躍した選手だけに、若手コアを擁するレイカーズでも良い影響を与えられるはずだ。

ロンドは「ウォリアーズがデマーカス・カズンズを加えても、ロケッツがいても、自分たちは彼らとの競争の中にいると思っているよ」と語る。もっとも西高東低のNBAで西カンファレンスを制すのはそう簡単なことではない。だからこそ、メディアはレイカーズ入りを希望しているというカワイ・レナードの去就に注目しているのだが、ロンドは現時点での陣容でも戦えると自信を持っているようだ。