ヤン・ジェミン

「外国籍選手を守ることも慣れています」

信州ブレイブウォリアーズはヤン・ジェミンが隔離期間を終え、チームの練習に参加したことを発表した。

ジェミンは『アジア特別枠』で信州に入団した初の韓国籍選手。201cmの長身ながらウイングでプレーし、U-16からU-19まで世代別代表に選出されたエリート選手だ。

明日の試合に向けた調整の意味合いが強かったため強度は高くなかったが「コーチが細部に目を配っているのが印象的で、チームの雰囲気も良かった」と、初練習を終えた感想を語った。

また、試合の映像を見たことで、自分がチームにフィットするイメージもできている。「ピック&ロールを多く使い、スペーシングもしっかりしていて、シューターも揃っています。僕はスペーシングの中でドライブしたり、サイズがあるのでポストアップやインサイドでもプレーできます。アメリカの大学でプレーしていたので、外国籍選手を守ることも慣れていますし、フィットすると思っています」

ただ、YouTubeなどの動画を見てワークアウトを行っていたジェミンだが、3月以降に5対5の練習ができておらずコンディションは万全ではない。自身も「日本に行きたいと思ってもそれがどんどん遅れ、肉体的にも精神的にもきつかったです。この4、5カ月は人生で一番厳しい期間でした」と、難しさを語った。

明日の宇都宮ブレックス戦に帯同はするがベンチエントリーはしないという。それでも、久しぶりの大人数での練習ができたことで『ハッピー』という言葉を連呼したように、ジェミンは早く試合に出れる日を待ち望んでいる。そして、「プロなので、戦ってこいと言われれば出ます」と、すでにメンタルは戦闘態勢に入っている。