初戦に続くディフェンス合戦を今度は川崎ブレイブサンダースが制す、40分間強度を落とさずA東京に競り勝つ

初戦に続くディフェンス合戦を今度は川崎ブレイブサンダースが制す、40分間強度を落とさずA東京に競り勝つ

2020/10/04
川崎ブレイブサンダース

オフェンスリバウンドからリズムをつかんだ川崎

川崎ブレイブサンダースvsアルバルク東京の開幕節第2戦。終盤まで一進一退の攻防が続いたが、55-52で川崎が勝利して1勝1敗の痛み分けとなった。

A東京の先発は安藤誓哉、須田侑太郎、菊地祥平、竹内譲次、アレックス・カーク。第1戦の終盤に足を痛めた田中大貴が欠場となった。対する川崎は佐藤賢次ヘッドコーチが「まずはディフェンスから試合に入ろうとした」と説明したように、篠山竜青とパブロ・アギラールを先発から外し、藤井祐眞、辻直人、長谷川技、ジョーダン・ヒース、ニック・ファジーカスという布陣で挑んだ。

インテンシティが高いディフェンスが持ち味のチーム同士の対決だけあって、第1戦に続いて重い展開に。互いにシュートタッチが悪く、第1クォーターは7-8と超ロースコアになった。その後はリードチェンジを繰り返しながらも、どちらが主導権を握ることもなく試合が進む。川崎はA東京のスイッチディフェンスに上手く対応できず、得点源のファジーカスに相手のガードがつく高さのミスマッチが生まれても得点に繋ぐことができない。

対するA東京も川崎のチェンジングディフェンスに苦戦する。カークがインサイドを攻めようとしても、ヒース、ファジーカス、マティアス・カルファニの3人に囲まれてしまう。互いに攻めあぐねる、我慢比べの時間帯が続いた。

38-35と川崎がわずかにリードして迎えた第4クォーター。川崎は高さの利からセカンドチャンスをモノにすることでリズムをつかむ。さらに、これまで両チームともに3ポイントシュートはほとんど当たらなかったが、ビッグマンを含めた全員が3ポイントシュートを打てる川崎に当たりが出始めた。増田啓介が上手くスペーシングを取ることでパブロ・アギラールとのピック&ロールや3ポイントシュートが決まり、アギラールがスティールから速攻に持ち込み、残り3分半で51-43とリードを広げる。

A東京は須田と竹内の連続3ポイントシュートで1ポゼッション差に詰め寄り粘り見せるも、最後までディフェンス合戦が続く中でファウルがかさみ、最後の最後で川崎の攻めを止められず。最後は藤井のフリースローで川崎がリードを守り切った。

川崎ブレイブサンダース

須田「40分間我慢して集中力を切らさずに戦い続けることが難しかった」

川崎の佐藤ヘッドコーチは「気持ちが入った良いディフェンスを見せることができた」と振り返る。「オフェンスはシュートタッチが良くなくて苦労しましたが、勝負どころで何本か決めてくれました。40分間を通して強度の高いディフェンスをできたことが勝因です」

敗れたA東京のルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは「強豪の川崎を相手に終盤までしがみついて、あと1本のところまで来たがそのチャンスを逃してしまったのが残念だった」と語る。「今日の試合の反省点は勝負どころでのオフェンスリバウンドとイージーバスケットを与えてしまったこと」と振り返った。

この試合で先発出場した須田も「40分間ずっと重たい展開で難しいゲームで本当に我慢比べの試合でした」と言う。「本当に一つのターンオーバーとかセカンドチャンスポイント、トランディションとか、一つのプレーがきっかけで流れを持って行かれて点差を離されてしまいました。40分間我慢して集中力を切らさずに戦い続けることが難しかったです」

両チームともに課題も多く見つかったが、まだシーズンは開幕したばかり。ともにディフェンス力の高さは証明できたため、ここからどのように成長していくのか注目したい。

RECOMMEND