「まだやることは残っている。あと3勝しないといけない」
昨年のオフ、レイカーズはレブロン・ジェームズの相棒としてペリカンズからアンソニー・デイビスを獲得した。デイビス自身も優勝を求めて強豪でのプレーを希望していただけに相思相愛のトレードとなったが、チームを勝たせるという重圧の下でプレーし続けている。
現地9月30日、デイビスにとってNBAファイナルデビューとなったヒート戦で34得点9リバウンド5アシストの大活躍で勝利に貢献した。ファイナルデビュー戦で34得点を記録したレイカーズの選手は1959年のエルジン・ベイラー以来で、デイビスは球団のレジェンドと同じカテゴリーに名を連ねた。
第1戦後の会見でそのことを聞かれたデイビスは「光栄なこと」とコメントした。「 多くのことを成し遂げた選手たちと同じカテゴリーに入れたのはとても名誉なこと。しかも、レイカーの一員としてやれたことがうれしい。バスケットボールの歴史に残る球団だし、これまで憧れだった存在だ。そんなチームでレジェンドたちと同じカテゴリーに加われたのは光栄なこと。しかも、試合に勝てたのだから、尚更うれしいよ。ただ、僕はチャンピオンとしても名前を残したい。それが次のステップだ」
ファイナルデビュー戦ともなれば緊張で本来のパフォーマンスを発揮できない選手もいる中、デイビスは違った。それでもカンファレンスファイナルの時と同様に、試合前は緊張していたと言う。
「ファイナルは初めての経験だ。誰だって良いプレーをして、勝ちたいと思うもの。僕はいつだって自分にプレッシャーをかけてきた。カンファレンスファイナル第1戦前にも同じような感覚があったけれど、ティップオフと同時に緊張はなくなった」
「ただのバスケットボールの試合だけど、試合前は興奮するよ。アドレナリンが出るし、プレーしたくてたまらない気持ちになる。緊張はすぐに抜けたけれど、第1戦は素晴らしい経験になった。ただ、まだやることは残っている。あと3勝しないといけないからね」