ドック・リバースが7シーズン指揮を執ったクリッパーズに別れ「目標の大半は達成できたが、すべてではない」

ドック・リバースが7シーズン指揮を執ったクリッパーズに別れ「目標の大半は達成できたが、すべてではない」

2020/09/29
ドック・リバース

後任はアシスタントのティロン・ルーが昇格?

カンファレンスセミファイナルでナゲッツに逆転負けを喫し、クリッパーズのシーズンが終了してから約10日、指揮官ドック・リバースがチームを離れることが決まった。リバース本人と球団が、双方合意の上での決定だと発表している。

リバースは現在58歳。1999年にヘッドコーチとして初めてマジックの指揮を執って以降、セルティックスとクリッパーズで長期政権を築き、セルティックスでは2008年にNBA優勝を果たしている。クリッパーズでは7シーズンに渡りヘッドコーチを務めた。クリス・ポールとブレイク・グリフィンに代表される『ロブ・シティ』が解体された時にも彼はチームに残り、カワイ・レナードとポール・ジョージを核として優勝を狙える今のクリッパーズを作り上げた。

リバースはSNSで今回の退任に触れ「目標の大半は達成できたが、すべてではない。今シーズンは残念な結果になってしまった」と綴っている。「ここまで来ることができたのは選手、コーチ、スタッフのみんなのおかげだ。何よりもファンの皆さんに感謝したい。多くのことを経験したが、ここで過ごせたことに感謝している」

球団側が解任を決めたのか、リバーズが辞任したのかは、現時点では分からない。ただ、プレーオフで3勝1敗からナゲッツに3連敗する『負け方』は良くなかった。また敗退が決まった直後、リバースは「コンディションの面では常に不安を抱えていた。私自身、気持ちの余裕はなかった」と語っている。アクシデントであるケガのみならず、選手のチームへの合流の遅れ、プレーオフであるにもかかわらずコンディションが万全ではない選手が複数いることにフラストレーションを感じていたようだ。

『コーチ募集中』のチームにクリッパーズも加わることになった。後任の最有力候補はリバースのアシスタントを務めたティロン・ルー。キャバリアーズのヘッドコーチとして、スター選手が揃うチームの舵取りは評価されている。

またリバースがフリーになった今、まだ指揮官が決まっていないチームは彼に興味を示すだろう。人間味溢れる教育者という意味での『コーチ』でもあるリバースは、若手が多いチーム、例えばシクサーズやペリカンズの指揮官にはうってつけだ。

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