「あのユニフォームを着てプレーするのは多くのことを意味する」
レイカーズは西カンファレンスファイナルでナゲッツを破り、2010年以来となるNBAファイナル進出を決めた。
2017年のドラフト全体27位で指名されたカイル・クーズマはルーキーシーズンから主力の一員として活躍し、2年目の昨シーズンはレブロン・ジェームズとともにプレーしたが、チームはプレーオフ進出を逃した。
これまで『ヤングコア』の中心選手として将来のレイカーズを支える存在と見なされていたが、今シーズンはレブロンとアンソニー・デイビスの両エースを支える役割に回った。そしてNBA優勝を目指すチームの中で、彼はいつもトレード候補として挙げられていた。
プレーオフにすら進出できない時期やトレードの噂に惑わされた経験を持つクーズマは、ファイナル進出が決まった直後に「信じられない感覚だよ」と語った。
「これは当たり前のことではないから、次はいつここに戻って来られるのかなんて分からない。僕はレイカーズの暗黒時代を過ごしてきたけど、今はすべてを受け入れている。今ここにいるのも、NBAファイナルの舞台に立てるのも、選手として、そしてフロント陣が正しい判断を下して来た証だ。今、ここにいることができて幸せだよ」
これまでのNBAの歴史を見ても、偉大な選手がレイカーズのパープル&ゴールドのユニフォームを着用してファイナルの舞台に立ってきた。クーズマはレイカーズの一員としてファイナルでプレーすることは特別なことだと言う。
「あのユニフォームを着てプレーするのは多くのことを意味する。チームとしては今までに何度もファイナルに進出しているけど、その歴史の一部になれるなんてクレイジーだよ。レイカーズは10年間もファイナルに行けなかったんだから、今ここにいられて本当にうれしい」
彼は今のチームを誇りに思っているが、勝てない時期であってもレイカーズでプレーしていることに誇りを持っていたという。チームに対して献身的にプレーしてきたクーズマのNBAファイナルでの活躍に期待したい。