ヒートのディフェンスを攻略したセルティックス、後半に攻守が噛み合う鮮やかな逆転勝利でシリーズ2勝目

ヒートのディフェンスを攻略したセルティックス、後半に攻守が噛み合う鮮やかな逆転勝利でシリーズ2勝目

2020/09/26
セルティックス

ジェイソン・テイタムはゲームハイの31得点を記録

ヒートとの東カンファレンスファイナル、1勝3敗と追い詰められたセルティックスが後半に鮮やかな逆転勝ちを収めた。

後がないセルティックスは気合い十分のスタートを切るが、これが空回り。人とボールを動かして優位を作ろうとするが、そのパスをカットされて速攻を浴び、5-11とビハインドを背負って最初のタイムアウトを取る。その後はシンプルにボールを動かして放つアウトサイドシュートが決まるようになって得点が動き出すものの、ヒートのゾーンディフェンスを崩すことができずにインサイドで得点できず、またヒートの手堅い試合運びもあって速攻を出すようなチャンスも生まれなかった。

第2クォーターに入り、エネス・カンターがインサイドで身体を張って起点を作るも、今度はディフェンスでヒートを止められない。ジミー・バトラーがアクセントとなり、ダンカン・ロビンソンやジェイ・クラウダーに得点を許した。

51-58と7点ビハインドで迎えた後半、セルティックスがディフェンスを立て直したことで試合の流れを引き寄せる。ヒートのポイントガード、ゴラン・ドラギッチのマークを交代。クレバーに守るケンバ・ウォーカーから激しく当たるマーカス・スマートに代えたことでドラギッチから自由を奪い、ヒートのオフェンスのリズムを狂わせた。そして、この良い守備は良い攻撃へと繋がる。思い切り良くシュートを打ち、外れてもダニエル・タイスがオフェンスリバウンドを押し込むなど、攻めに勢いの出たセルティックスが一気に逆転した。

ヒートは精神的支柱のバトラーがファウルトラブルでベンチに下がらざるを得ないなど波に乗れない。激しいマークを受けるドラギッチが強引に仕掛けてファウルを引き出し、フリースローで繋ぐも、一度傾いた流れを引き戻すには至らない。一方のセルティックスでは、守備の負担をスマートに代わってもらったケンバが攻撃で持ち味を発揮。ゾーンディフェンスのギャップを突くジャンプシュートを次々と決めていった。

第4クォーターに入り、ヒートではそれまで当たりの来なかったタイラー・ヒーローが突如としてシュートを決め始めるが、前半のオフェンスを引っ張ったロビンソンとクラウダーのシュートが今度は入らない。3ポイントシュートは試合を通じて36本中成功わずか7本、20%を下回るようでは得点は伸びない。特に試合序盤に得点を量産したロビンソンがその後は失速、最終的には3ポイントシュート11本中3本成功と確率を落としてしまったことが響いた。

こうしてヒートが後手に回ると、セルティックスの若い勢いが猛威を振るう。ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンが思い切りの良いアタックを繰り返して得点を伸ばし、この勢いに押されたヒートは苦しくなった。テイタムはゲームハイの31得点、さらには10リバウンド6アシスト、また14のフリースローを獲得することでファウルの数でもヒートを苦しめた。

残り6分を切ったところでケンバが個人5つ目のファウルを犯すも、この時点で107-94とセーフティリードまであと少し。ベンチに下がるケンバの表情にも余裕の笑みが浮かんでいた。その1分半後には、孤軍奮闘を続けていたドラギッチがファウルアウト。プレーメークとともにチームトップの23得点を挙げていたドラギッチの退場で、ヒートの勝機は潰えた。

最終スコアは121-108。前半は互いに探り合う攻防となったが、後半になって攻守に相手を上回ったセルティックスが完勝を収め、これで通算成績を2勝3敗とした。

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