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NBAの勢力図を塗り替える『生きる伝説』を巡る争奪戦開始

レブロン・ジェームズが、キャバリアーズとの契約最終年を破棄し、フリーエージェントになることを決めた。

7月1日からフリーエージェント選手との交渉が解禁される中、レブロンがフリーエージェントになると最初に伝えた『Cleveland.com』は、地元の英雄が新天地にレイカーズを選ぶだろうと予想。ただ、まだレブロン自身も答えを出していない。

現在カリブでバカンスを満喫中のレブロンは、数日内に家族、近しい友人、代理人らと今後について話し合うと見られている。気になる決断の時期だが、アメリカのメディアの大半は、独立記念日(7月4日)までには方向性を決めるのではないか、という意見だ。

有力な移籍先の一つに挙げられているレイカーズは、若手コアメンバーのブランドン・イングラム、ロンゾ・ボール、カイル・クーズマ、ジュリアス・ランドルの誰かを放出してでもスパーズからカワイ・レナードを獲得し、レブロンを中心とする『スーパーチーム』体勢を整えようとしているようだ。あるいはロケッツは、親友のクリス・ポールが勧誘に動くという話もあり、セブンティシクサーズは以前からベン・シモンズやジョエル・エンビードがレブロンにラブコールを送っている。

2010年にヒートへの移籍を決断した時と同様に、歴代最高選手の一人に数えられるレブロンの選択はNBA全体に大きな影響を与えるだろう。王者ウォリアーズ一強時代に風穴を開けるべく、レブロンという大きな山が動こうとしている。