JJ・レディック

36歳のレディック「あと4シーズンはプレーしたい」

ペリカンズは『バブル』に参加するもシーティングゲームでは2勝6敗と負け越し、プレーオフに進むことなくシーズンを終えた。

キャリア1年目から13年続けてプレーオフ進出を果たしていたベテランのJJ・レディックは『USA TODAY』のインタビューで「バブルでもチャンスはあった」としながらも、プレーオフに進出できなかった理由をこう説明した。

「デイビッド・グリフィン(バスケットボール運営部門バイスプレジデント)が『バブルでの成功は勝利に対する気持ちの強さで決まる』と言っていた。別に彼はチームを非難しているわけじゃない。ただ、実際にカンファレンスファイナルに進んだ4チームを見てみると、僕たちよりもその気持ちが強かったように感じる」

「でも僕たちは若いチームだから、まだまだ全員がプロとは何かを学んでいる最中だ。正直、僕たちは十分に実力を出せなかった試合があった。個々の才能、戦力を見ても今シーズンはプレーオフに進出できるチームだったはずなのに、そのポテンシャルを発揮できなかったことは反省しなければいけない。誰がじゃなくて、一人ひとりがね」

ペリカンズはプレーオフ進出を逃した後に、指揮官のアルビン・ジェントリーを解任した。レディックは後任については触れず、来シーズンのペリカンズはMIPを受賞したブランドン・イングラム、超大物ルーキーのザイオン・ウイリアムソン、そしてロンゾ・ボールの3人を中心に構築していくべきだと語る。

中でもルーキーのザイオンについて「彼には一貫性が必要だ」と言う。「ザイオンのスキルレベルと才能は異常だよ。あのサイズで彼のようなプレーができる選手はNBAの歴史を見てもほとんどいないと思う。彼は選手として無限の可能性を秘めている。ただ、まずはコンディションを整えて、それを維持することに期待したい」

現在36歳のレディックだが「あと何年プレーしたいか?」との問いに対し、こう答えた。「できるだけ長くプレーをしたいということに、今シーズン気が付いたんだ。目標はあと4年プレーすること。キャリア18年だね。39歳までプレーすればオフシーズンに40歳を迎えるから、その時に引退できれば良いかな。それが目標だ」