写真=B.LEAGUE

宇都以外の長身スラッシャー獲得に成功

富山グラウジーズが元名古屋ダイヤモンドドルフィンズの船生誠也の獲得を発表した。

昨シーズンの船生は59試合に出場し、44試合で先発。プレータイムは平均21.4分とチャンピオンシップに出場した名古屋Dの主力として貢献した。

船生はクラブの公式ホームページで以下のコメントを発表している。「富山のブースターの皆さんは熱狂的で素晴らしいと思っていたので共に戦える事を大変嬉しく思います!応援よろしくお願いします!」

船生の魅力は多彩な技を持つドライブ。「船生ステップ」とも呼ばれるバリエーション豊富なペネトレイトから高確率にシュートを決め、アウトサイドプレイヤーながら2点シュートの成功率は58.2%と高い数字を残した。

また船生はバスケットボールIQが高く、ドライブからの巧みなパスも持ち合わせているため、個人能力の高い選手が揃う名古屋Dにあって潤滑油的役割をこなしていた。

プレーメークでも日本人選手の得点でも宇都直輝に依存する面の大きかった富山としては、190cmという長身ながらドライブとパスを併せ持つ船生の加入は大きい。宇都との併用はもちろん、宇都がいない時間帯を任せられる存在としても期待できる。

宇都を中心とした主力を残留させ、阿部友和に続き主力級の船生の獲得にも成功した富山。2年連続の残留プレーオフ行きから脱却し、チャンピオンシップ出場を目指すチームとしては順調なオフシーズンとなっている。