コリン・セクストン

写真=Getty Images

プレッシャーを一切感じない強心臓のルーキー

コリン・セクストンはドラフトでキャバリアーズに指名された直後、チームメートになるかもしれないレブロン・ジェームズに「一緒にファイナルに行こう」というメッセージを送った。この物怖じしない発言に続いて、セクストンは2016-17シーズンまでカイリー・アービングが着用した2番を球団に要求した。

もっとも、セクストンにとってはアラバマ大学時代に着けていたのが2番であって、アービングの番号という意識はない。ドラフトから一夜明けての会見で、アービングの番号を受け継ぐことについて聞かれても「過去の2番と同じことをする必要はない。自分の目標はチームの目標なんだから、これから学んで、コート内外で可能な限りベストプレーヤーになるだけを考えている」と語った。

いくらセクストン本人がそう言っても、キャブズの2番はアービングが6年間も背負い続けた番号だ。当然ファン、メディアが設定するハードルは高くなる。まだNBAデビューも果たしていない19歳の青年には荷が重いようにも思えるが、それだけ自信がある証拠に他ならない。

ドラフトで指名されたばかりだが、セクストンを始めルーキーたちの多くにとってNBAデビューイヤーは始まったも同然。7月にラスベガスで開催されるサマーリーグに向け、早ければ週明けからキャブズでの練習がスタートする。全体8位指名に相応しい実力を発揮できるかどうか、キャブズの新2番から目が離せない。