写真=野口岳彦

キャリアスタートの地で飛躍を誓う

大阪エヴェッサは今日、畠山俊樹の獲得を発表した。新潟アルビレックスBBに所属した今シーズンは五十嵐圭に続く2番手のポイントガードながら49試合中22試合で先発を務めるなどチームの主力として活躍。平均25.9分間の出場で6.9得点、3.1アシスト、1.1スティールを記録した。

170cmと小柄だが当たり負けしない足腰の強さがあり、アグレッシブなディフェンスでミスマッチも苦にしない。得点王となったダバンテ・ガードナー、チームの顔である五十嵐圭に次ぐその得点力も畠山の魅力だ。

畠山にとっては、2014年にアーリーエントリーで入団してキャリアをスタートさせた大阪への復帰となる。クラブの公式ホームページでも以下のようにコメントしている。

「大阪エヴェッサに加入することになりました畠山俊樹です。プロバスケットボール選手としてスタートした大阪の地で、再びプレーできることを嬉しく思います。まずはチャンピオンシップに進出し、そしてBリーグチャンピオンになるために一生懸命がんばります。大阪エヴェッサのファン・ブースターの皆さま、熱いご声援をよろしくお願いします」

大阪はすでにベテランのポイントガード木下博之、合田怜と契約を継続している。さらにU-24日本代表候補に選出された経歴を持つ、新人の長野誠史と先日契約を結んでおり、畠山の加入でポイントガードのポジション争いはますます過熱することになる。

大阪は2015年シーズンから指揮を執った桶谷大が退任し、新ヘッドコーチはまだ明らかになっていない。大阪がどのようなスタイルで新シーズンに挑むのか、またそこで畠山がどんな役割を担うのか、今後の動向にも注目したい。