写真=Getty Images
FIBA歴代最多得点記録を保持する大ベテラン
ワールドカップ予選が行われているのはアジアだけではない。各大陸で今月末から予選が再開する。スパーズ所属の大ベテラン、パウ・ガソルは、激戦区の欧州予選で注目される強豪スペイン代表としての予選出場を希望している。
ガソルは『Marca』とのインタビューで、代表入りを切望したという。ワールドカップ予選を戦うスペイン代表には、CSKAモスクワ所属のセルヒオ・ロドリゲス、レアル・マドリー所属のサンティアゴ・ユスタ、バルセロナのビクトル・クラベール、ピエル・オリオラらが招集されている。NBA選手で招集されたのは、ナゲッツ所属のフアン・エルナンゴメスだけだ。
これからガソルが追加招集されるかは分からないが、NBA優勝2回を誇り、2006年のFIBA世界選手権優勝、2009年と2011年のユーロバスケット優勝、2008年と2012年のオリンピック銀メダル獲得に貢献したガソルの経験は代表にとっても貴重な財産だ。まだプレーも健在で、昨シーズンはレギュラーシーズン77試合に出場し、平均10.1得点、8.0リバウンド、3.1アシスト、1.0ブロック、フィールドゴール成功率45.8%、3ポイントシュート成功率も35.8%という成績を残した。
グループAのスペインは、予選ファーストラウンド4試合を終えて無傷の4連勝中だが、簡単に通過できるほどワールドカップ予選は甘くない。その時こそ、ガソルのような経験豊富なベテランの力が必要になる。
昨年9月7日に行なわれたハンガリー戦でFIBA歴代最多得点記録を更新(現在1183得点)したガソルが、今夏スペイン代表のジャージーを着てコートに立つことになるのかどうか、今後の推移を見守りたい。