「あと少しだけプレーするかもしれない」と話す33歳
一時期はクリス・ポールと並びNBAでもNo.1ポイントガードと称賛されたデロン・ウィリアムズだが、コートを離れてからもう1年が経つ。近年はケガが多く、かつての輝きは見られなくなったものの、ガードとしては大柄なサイズを生かしたポストプレー、アシスト能力は健在だ。
そのウィリアムズは、2016-17シーズンの後半戦からキャバリアーズでプレーし、貴重なベンチメンバーとしてNBAファイナル進出に貢献したものの、2017-18シーズンを通じてどのチームとも契約しなかった。このまま現役引退となってしまうことをファンが危惧する中、本人はNBA復帰の可能性を探っていると明かした。『Desert News Sports』に対し「あと少しだけプレーするかもしれない」と語った。
ウィリアムズは、やはりジャズ時代の活躍が印象的な選手だ。2005年のドラフト全体3位で指名されて2011年まで在籍。球団の顔としてファンから支持された。ジャズ時代の終盤には、23年ヘッドコーチを務めた球団レジェンドのジェリー・スローンとの関係が悪化したと言われ、最終的にネッツに放出された。それでも本人は、ジャズ時代について「キャリアベストの時期を過ごさせてもらった」と話している。
もしウィリアムズに復帰する意思があるのなら、古巣ジャズが格安の契約をオファーする可能性もある。現在のジャズは、ドノバン・ミッチェルが中心のチームに生まれ変わり、来シーズンも躍進が期待されている。ウィリアムズを獲得すれば、プレーオフでも課題になった先発ポイントガードのリッキー・ルビオのバックアップとしても計算できるだろう。そして、ミッチェルら若手にとっても、ロッカールーム内でのメンターとして頼りにされるのではないだろうか。
かつてのエースが復帰すれば、ジャズファンにとってもうれしい報せになるに違いない。