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異色の選手が、日本、アメリカ、スペインを経て再びNBAに挑戦

モリス・ンドゥールと聞いてすぐに分かるあなたは、相当なバスケットボール通だろう。ニックスが契約を発表したフォワードの選手なのだが、実は日本の岡山学芸館高を卒業した選手だ。

セネガル出身のンドゥールは、同校の進学コースを卒業後、オハイオ大に進学。サマーリーグを経て昨年夏にマーベリックスと契約した。公式戦デビューを待たずしてマブスからは解雇されたが、その後スペインのレアル・マドリーと契約し、昨シーズンは18試合に出場して平均2.1得点、1.6リバウンドという成績を残した。また2014年には、セネガル代表チームの一員としてワールドカップでもプレーしている。

ンドゥールは、日本語、フランス語、英語、セネガル国内の2言語(セレ語、ウォルフ語)に堪能で、岡山学芸館高時代には弁論大会にも出場するほど流暢な日本語を話す。

残念ながら日本でのプロ経験はないが、ニックスの開幕ロスターに残れるかどうか、今後注目したい選手の1人だ。