Bリーグファイナルから9日後、3×3日本代表入りが決定
6月8日から12日にフィリピンで開催される3×3ワールドカップの出場メンバーが発表された。3×3のチームは4選手で構成されるが、今回は大会開幕前のケガなどでエントリー変更が可能なリザーブ選手を含めた6名のグループで大会に挑むことになる。
先月のアジアカップで3位と躍進したチームから小松昌弘、鈴木慶太、落合知也の3人はそのまま代表入り。野呂竜比人がリザーブに回り、千葉ジェッツの原修太が正式メンバー入りを果たした。またリザーブのもう1名は拓殖大の荒川颯が選ばれている。
注目すべきはBリーグファイナルを戦ってわずか1週間の原修太。Bリーグのシーズンを終えると休みなしで安藤誓哉とともに3×3代表の強化合宿に加わり、代表入りを勝ち取った。原は国士館大から2015-16シーズン途中にアーリーエントリーで千葉に加入。Bリーグになって2年を過ごす中で評価を高め、千葉の躍進に少なからず寄与している。
もともとスピードと得点力には定評のある選手。この2年間で肉体強化に励み、当たり負けしないフィジカルを手に入れた。3×3で特に求められる「攻守の切り替えのスピード」、「フィジカルコンタクトの強さ」に適性があり、24歳とまだ若いためここで国際経験を積むことでさらなる成長も期待できる。もっとも、舞台はワールドカップ。成長ではなく結果が求められる舞台で、3×3に参戦したばかりの原がどこまで実力を発揮できるか、期待とともに注目したい。
ワールドカップには20チームが参加。世界ランク17位の日本が入るプールBにはスロベニア(同2位)、ポーランド(6位)、エストニア(13位)、エクアドル(53位)がおり、決勝トーナメントに進出する上位2チームに入るハードルは高いが、3×3が2020年の東京オリンピックの正式種目になったこともありチームの士気は極めて高い。良い結果を期待したい。