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若手有望株が多いシクサーズはレブロンにとっても魅力

『ドアマット・チーム』から抜け出し、6年ぶりにプレーオフ進出を果たしたセブンティシクサーズ。ジョエル・エンビード、ベン・シモンズ、ダリオ・シャリッチという若いコアが成長し、来シーズンも東カンファレンスの中心を担うチームと言われている。

今シーズンは負傷により不甲斐ない結果に終わったものの、2017年ドラフト全体1位指名選手マーケル・フルツも2年目に挽回しようと躍起になっているだろう。これだけの面子が揃っている以上、経験豊富で、強いリーダーシップを発揮しているスター選手が加われば、一躍優勝候補に挙げられるはずだ。

シクサーズがどうしても欲しい大物選手こそ、今夏フリーエージェントになるプレーヤーオプションを保持しているレブロン・ジェームズだ。レブロンは去就に関する発言を控えているが、次の契約先を決める条件に優勝を目指せる環境を挙げている。全ての条件こそ満たしてはいないかもしれないが、シクサーズは有力な移籍先候補の一つだ。

シクサーズでプレーし、チームの可能性を信じているベテランのJJ・レディックは、レブロンを獲得できるのなら、その機会を逃してはならないと言う。『Bill Simmons podcast』にゲスト出演した際「シクサーズの代表として話しているわけではないし、これは一般論」と前置きした上で、レディックはこう述べている。

「もしレブロン・ジェームズを獲得できるチャンスがあるのなら、獲得しにいかないといけない。他の面子については、それから考えればいい」

レディック自身も今夏フリーエージェントになり、シーズン終了後にはシクサーズとの再契約を希望している。もしシクサーズがレブロンと契約できれば、レディックは大幅な減額を受け入れてでもチームに戻ろうとするだろう。

レブロンにとっても、エンビード、シモンズ、シャリッチが揃うシクサーズは魅力的に映っているに違いない。今回は東カンファレンス・ファイナルで何とか勝てたとはいえ、来シーズンはライバルチームのセルティックスにカイリー・アービング、ゴードン・ヘイワードが復帰する。今年のプレーオフで得た経験を糧にセルティックスの若手たちは大きく成長し、次のレベルに到達する準備は整うだろう。現在の戦力、伸び白の多さを考えれば、東カンファレンスでセルティックスに対抗できるチームはシクサーズしかいない。そのシクサーズにレブロンが加われば、ボストンとフィラデルフィアによるバトルが繰り広げられる可能性は高い。

キャバリアーズとの再契約、レイカーズ、ロケッツへの移籍も視野に入れていると噂されているレブロンの決断により、来シーズンの勢力図は大きく変わることになりそうだ。