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第7戦でも勝利に欠かせないアクセントになるか

2017-18レギュラーシーズンの『サプライズチーム』がジャズなら、2018年プレーオフ最大の『サプライズチーム』はセルティックスだ。

シーズン開幕前の時点で、キャバリアーズと東カンファレンス・ファイナルで対戦するシナリオは想定されていた。だが、それはカイリー・アービングとゴードン・ヘイワードが揃ってプレーすることが前提条件で、2人が負傷離脱後には実現する可能性はゼロに近いとまで言われたのだから、彼らの躍進には驚かされる。

先発ポイントガードのアービングに代わり、ファーストラウンドからの18試合すべてに先発出場しているテリー・ロジアーは、試合を重ねるごとに着実に成長している。キャブズとのシリーズ第6戦でも3ポイントシュートのリズムを掴み、10本中6本成功を含む28得点を記録。プレーオフを通じ得点(17.2)とリバウンドでチーム3位、アシストはチーム1位の5.8というスタッツを残し、チームを支えている。

そのロジアーには、誰がつけたか『恐怖のテリー』というニックネームがつけられている。99-109で敗れた第6戦後、そのニックネームについて聞かれたロジアーは「いつからかファンが僕をそう呼ぶようになったんだ」とコメント。「シーズンを通じてベンチから出場して、試合の流れを変えようと持ってやっているところから『恐怖のテリー』と呼ばれ始めて、それが浸透しているんじゃないかな」と、自己分析している。

3年目の選手とはいえ、ロジアーの勝負強さは本物。バックスとのファーストラウンド第7戦でも、3ポイントシュート8本中5本を含むフィールドゴール16本中10本を決め、26得点でチームの勝利に貢献した。

経験、一人一人の能力で勝るキャブズを相手に明日の第7戦にセルティックスが勝利するには、『恐怖のテリー』出現が欠かせない。