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ジョージ・ヒルとJR・スミスが奮起、レブロンを助ける

東カンファレンス・ファイナルは、ボストンからクリーブランドに場所を移して第3戦が行われた。0勝2敗で本拠地クイックン・ローンズ・アリーナでの第3戦に臨んだキャバリアーズは、先発5選手とベンチ出場となったカイル・コーバーを含む6選手が2桁得点の活躍。序盤から大量リードを奪ったキャブズが116-86で快勝し、シリーズ初勝利をマークした。

この日もレブロン・ジェームズがゲームハイの27得点を記録しオフェンスを引っ張ったものの、第2戦までと大きく違ったのは、先発ガードのジョージ・ヒルとJR・スミスが積極性を取り戻したことだ。

第2戦では2人で合計3得点(ヒルが3得点、JRは無得点)に終わった。ヒルもJRも「第3戦からは自発的にプレーを決めに行く」と語っていた通り、第1クォーターから積極的にアタック。ヒルは第1クォーターだけで11得点を挙げ、JRは第2戦まで1本も決めていなかった3ポイントシュートを4本中3本成功させ、レブロンの負担を軽減させる。

キャブズはディフェンスでもセルティックスを圧倒。第2戦までは勝負どころでビッグプレーを決めていたアル・ホーフォードを徹底的に封じ、7得点に抑えた。

ヒルは試合後「自信を持ってプレーしないといけない。楽しくプレーすることを心掛けたよ」とコメント。バックコートでコンビを組むJRについては「彼が3ポイントシュートを決めてくれれば、プレーが楽になる」と話した。

キャブズでは、レブロンが27得点以外にも12アシストを記録。その他ケビン・ラブが13得点14リバウンド、ヒルが13得点、JRが11得点、カイル・コーバーが14得点、トリスタン・トンプソンも10得点を決めて勝利に貢献している。

難易度の高いパスを何本も通し、パサーとしてもトップクラスのプレーを見せたレブロンは「確かに難しいプレーだったね。みんなは家で真似しちゃダメだよ」と上機嫌で答え、会見場の空気を和ませた。

シリーズ初の敗戦を喫した試合後、ホーフォードは「自分たちは経験から学ぶ。前を向いてやるさ」と語った。「あるべき形でプレーできない場合は、今日のような試合になってしまう。それが分かった」

第4戦は同じくキャブズ本拠地で21日に行なわれる。ホームに戻り、第2戦までとは別人のようなチームになったキャブズがシリーズをイーブンに戻すのか、それともセルティックスが勝って王手をかけるのか、次の一戦でもヒルとJRの出来が結果に影響を与える可能性が高い。