「そこら中から見られているんだからね!」
1年目からジャズのエースに成長したドノバン・ミッチェル。去年の今頃はほとんど知られていなかった彼が、たった1年後にはNBAの未来を担うスター候補として世界中から注目を集めているのだから、人生とは不思議なものだ。
そのミッチェルは1年目からチームをプレーオフに導き、プロキャリア初のプレーオフでも平均24.4得点、5.9リバウンド、4.2アシストを記録。チームは惜しくも西カンファレンス準決勝でロケッツに敗れたものの、ミッチェルは2017-18シーズンの新人王最終候補にも選出された。
今ちょうどシカゴで行なわれているNBAドラフト・コンバインに参加している選手の中にも、『第2のミッチェル』となる逸材がいるかもしれない。そんな若者がチャンスを失うことにならないよう、一足先にNBAで結果を残したミッチェルが、今年のドラフトにエントリーした選手に向けアドバイスを送っている。
ミッチェルはTwitterに「コンバインに参加しているみんなに覚えておいてもらいたいことがある。誰よりも高く跳べて、誰よりも速く走れるかもしれないけれど、コート外での振る舞いで全て台無しになってしまう可能性もあるよ。そこら中から見られているんだからね。俺からのちょっとしたお知らせでした」と書き込んだ。
大げさではなく、ミッチェルが言うことは正しい。NBAチームの関係者は、選手の身体能力や技術はもちろん、普段の振る舞いも含めて指名するかの検討材料にしている。どれだけ選手として優れていても、チーム内で不協和音の原因になるような選手なら、どのチームからも指名されないだろう。
2018-19シーズンのルーキー候補生たちには、NBA新世代を引っ張るミッチェルの助言を胸に刻み、コンバインに臨んでもらいたい。
.@hamidoudiallo's vertical at the #NBACombine ??
??: ESPN 2 pic.twitter.com/YopCFhmJLt
— NBA (@NBA) 2018年5月17日