桜花学園

江村優有「30本以上を全員で達成できたので良かった」

昨年、インターハイ、国体、ウインターカップの高校3冠を達成した桜花学園が『全国学生フリースローチャレンジ』に挑戦した。

3連覇が懸かった今年のインターハイは新型コロナウイルスの影響で開催されず、緊急事態宣言が出ていた時期は桜花学園も活動中止を余儀なくされた。その後ようやく練習を再開したが、キャプテンの江村優有は「練習はできていますが、練習後にボールやトレーニング器具をアルコール消毒したり、寮生活の中でコロナ対策をたくさんしています」と現状を語る。

新型コロナウイルスの感染者数は再び増加しているため、練習はできていても練習試合の中止が相次いでいるが、モチベーションが下がることはないと江村は言う。

「常に向上心を持って一日一日ちょっとずつでもレベルアップして行けばもっと強い桜花学園になると思うので、みんなで切磋琢磨しあって練習に取り組んでいます。最後のウインターカップに向けてみんなで優勝するために精度を上げて、今は全員で練習を盛り上げて頑張っています」

そんな桜花学園は、2チームに分けて全国学生フリースローチャレンジに挑戦。江村のチームは32本を記録し「目標にしていた30本以上が全員で達成できたので良かったです」と振り返る。それでも「個人的には1本落としたので悔しかったですね」と満足はしていない。

普段のルーティンとして江村は『ミドルシュート100本イン』を課していて、フリースローに関しては「前にフリースロー連続100本インをしようと思ってやってみたら、123本決めることができました。次は150本目指します」と自分の記録を更新し続けている。

桜花学園にはバスケで日本一になるために県外から来る生徒も多いため、インターハイ中止のショックは大きかった。それでも今はウインターカップへと気持ちをしっかりと切り替えている。江村は言う。「3年生なので最後の大会になります。このメンバーでバスケができるのもラストなので絶対に優勝して、笑顔で終われるように頑張りたいと思います」